勉強家で物知りで楽しい若い友人がいます.彼女が紹介してくれる本は刺激的です.今年になってプレゼントしてくれた雑誌に,SHUKYU Magazineというサッカーの雑誌があります.特集は身体.
サッカーファンには有名なのかもしれませんが,全く知りませんでした.雑誌は大変面白いのです.サッカーど素人が楽しめる! 記事には,私でも知っている選手がインタビューを受けたり,私でもしっている駒沢オリンピック公園陸上競技場が出ていたり,ピッチにしゃがみ込む10の方法,義足とサッカー,ドーピング,漢方薬と想像以上の身体特集です.和菓子まで出てきています. サッカーを通してサッカー以外の近接領域に果敢に取り組む編集者たちの熱き魂を感じます.
小さな記事に2016年くらいにアメリカでは10歳以下の子供が試合中のヘディングを禁止されたとありました.若年世代の脳震盪リスクを減らすためとあります.
それで思い出したのが,日本の小学校のプール飛び込み禁止の運動.10年ほど前,恩師が日本脊椎脊髄学会(記憶が怪しいがたしか,,)学会長だった際に,日本の小学生のプール飛び込みによる脊髄損傷がきわめて少なくなった.この運動に20年かかったとおっしゃっていたことです.20年もかかったのだと驚くとともに,20年かかるのだと重く感じました. SHUKYUのこの小さな記事が,日本の子供たちにもいつか影響を与え,スポーツと身体,健康を守ってくれるといいなと思っています.