第3金曜日は煌めく返り花的ダイアローグの日
私のダイアローグ体験は,杉並区の社会教育センター主催の「朝から哲学を語ろう」という通称「朝哲」から始まりました.
当時,職場での意見の対立に嫌気がさしていました.話し合って,話し合って,最後に責任者が「やっぱり嫌だ」と一刀両断することがありました.驚愕!なんなんだこの時間は!?結局好きか嫌いかで物事が決まるのか?とうっすら世の中を知ったあの日.
自分の考えが偏狭なのか?と思い,医療教育以外の世の中に答えはないのか?と「朝哲」に参加しました.
そこでルールに従い話すということを経験しました.すると,新しい考え方が自分に生まれるようになりました.あれ,,他人とルールに従い話すと楽しい!と開眼しました.
ダイアローグは,精神症状を回復させることを目的としているもの,複雑な問題を解決するものなどいろいろあります.日々の憂いを軽くするものもあり,私たちの日々の心の健康に効きます.
煌めく返り花的ダイアローグでは,早期ダイアローグという方法を使っています.
憂い・悩み・困りごとを,示してくれる人がいると,それについて参加者は自分の思うこと,経験など語ります.それを聞いている時に起こる事が成果になります.「聞く」と私の心に反応があります.(あ,同じだ),(人ってそんな風に考えていたんだ),(そうか気にするようなことではないんだ)などと心が反応します.すると少し心が軽くなるのです.それは憂い・悩み・困りごとを示した人だけにあるのではなく,参加者みんなの心におこるようです.
ダイアローグに全回参加している方のお一人は,一人職場で頑張っている方です.医療福祉とは全く関係ないその方が参加してくれるということは,ダイアローグの可能性をより感じます.また来月会いましょう!
7月20日19時から21時に開催します.