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インセンティブが介護保険に導入される


にしのです.

平成30年度の介護保険制度改正で「インセンティブ」が導入されることは,聞いたことがありますか?

incentive 刺激,動機はビジネス用語でインセンティブ やる気を起こさせたり,動機づけるための制度,報奨金という意味で用いられています.そのインセンティブが介護保険制度に導入することがすでに社会保障審議会で話されているそうです.

保険者(私たち)が自分の介護度を高くしないように,その力を発揮できるように,自治体が取組内容を工夫することを求めている様子です.実際,先駆的な取り組みをしているので有名な「和光市」や「大分県」では,認定率が低下つまり介護保険料の上昇の抑制がなされているそうです.

私は気になっているのは以下です.

1)市区町村が介護認定を抑制するようになり,市区町村間で介護認定にばらつきが出ないのだろうか(実際に地域リハビリテーションの従事している作業療法士は,同じような症状でもA市とB市では介護度が違うなと思うことがあると聞いています).

2)インセンティブの付与がされるために,市区町村が提出する要介護認定率が正しいのかを監視するのは誰なのか決まっていないで初めて平気なのだろうか.

気になります. ちょうど昨日社会保障審議会介護給付費分科会に参加されている委員の方のお話を,柏市の株式会社ACT(地域リハビリテーションを先駆的な視点でしている事業所)の公開講座で聞く機会がありました.その先生は1)2)の疑問と同様な質問を厚労省にしたけれども,明確な答えがなかった.インセンティブを見ていくのは保険者や国民,介護保険事業にかかわっている人たちなのだろうというお返事をなさりました.

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