孫大輔さんの「対話する医療 人間全体を診て癒すために」(さくら舎,2018)を読んでいます.その中に,慣れ親しんでいるけれどもわかっていない言葉が.「医は任術なり」が出てきました.忍術じゃないですよ.
孫さんは,家庭医であり,かつ医学教育が専門なので,「理想の医師の在り方」の一つに医は任術を挙げていました.
はて,仁術じんじゅつ,仁義じんぎ,中学生の同級生の仁美ちゃん.仁義を切るはわかるけれども,そもそも「仁」って?
齢50歳,,,いや弱い50歳,調べました.
そして,「仁」に感動.
他人に対する親愛の情,優しさ.儒教において最重要な五常の徳(仁,義,礼,智,信)の一つ.「万物一体の仁」(ばんぶついったいのじん)は万物に対するへだてなき愛と連帯と.
孫さんの本には,緒方洪庵が「医師というものは,とびきりの親切者以外はなるべきしごとではない」と語っていたと書いてありました.
それを読みながら,清水先生の「与贈循環」に思いをはせました.親切は場を作り,多様性につながる.
やっぱり,親切じゃなくちゃな!親切は人をつなぐものな.
孫さんの本に書いてあるよいことは,またに.