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私たちの未来の生活はもう始まっているのでしょうね.どう準備していきましょう

更新日:2020年5月30日

コロナ禍が終わったら世の中はどうなるんだろう。そんな話のとき思うのは、私たちの未来の生活です。 ワクチンや治療法ができ、新型コロナウィルスと共存の世界が始まったら、そのあとの生活はどうなるのだろうと思いを馳せます。いや、もうその生活は始まっているのでしょうね。

私たちNPO煌めく返り花の目的は、高齢者の住いの選択肢を増やすこと高齢期の備えることの啓発なので、その立場で考えてみよう。考え続けてみよう、と思っています。

改めて、日本の高齢人口がどうなるのか、復習してみる。 65歳以上の人口が、全人口に対して7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれます。


高齢化社会は1970年になりました。高齢社会は1994年になりました。超高齢社会は2007年になりました。

私は1965年生まれです。一緒に住んでいた曾祖母は80歳代でした。火鉢の前に座り、私に豆餅を焼いてくれました。曾祖母は、たしか直前まで一緒にご飯を食べていたようでした、でもだんだん元気がなくなり、私の両親と祖母に見守られ畳の上で亡くなりました。

近所に100歳のおばあさんがいるらしいということは聞いていましたが、姿を見たことはありませんでした。100歳を超えると、区から表彰状と金杯と褒賞がもらえると聞き、すごいことなんだろうと想像していました。

3丁目の夕日の映画に近いような世界を生きており、子どもがたくさんいました。高度成長期でもあり、日本全体が貧しさからどうにか抜け出そうという時期でした。

介護は嫁の仕事でした。多くの高齢者は、自宅で亡くなりました。その後、高齢者への福祉が拡充していきます。

私が平成になって間もなく知り合いが入居した施設に会いに行きました。とてもショッキングでした。大部屋に20人くらいの男女が関係なくベッドに寝たきりとなっており、うめき声、におい。会いに行った方は、上品でニコニコしている女性でした。区の施設の機能訓練事業(昔はそういうのがあって、今でいうデイサービスみたいな感じですね)に通い、ちょっと認知症はあるけれども、ご家族と過ごしていた方でした。でも、ご家族はこの方を入居してもらわねばならない事情があったのでしょう。東京の郊外のその施設に入った女性は、もう笑顔はなく、口を大きく開け、苦悶した表情で、あんなに親しくお話をしていたのに、もうできなくなっていました。

そして、2025年には65歳以上人口は30%、2060年には40%となると推計されています。21%越えが「超高齢社会」です。30%、40%を超えたらなんて呼ばれる社会なのでしょうね。


経済が減退した今、一部の方は入居金が高額な施設にも入居できるでしょう。経済が活発ではなく、人口減少で勤労者が少なくまた入居者が介護度を重度化する高齢者施設も入れなくなると言われています。

今こそ、自分の両親の未来について考えるときと思います。不安が募る?そうですよね。だからこそ、みんなの話を聞き、今できることに集中したいですね。 私たちは、若いうちから老い支度勉強会、ダイアローグの会、講演会で皆さんのエイジングを応援していきます。いや、私たち自身も新しい生活を見つけていきます。一緒に考えましょう。

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