top of page

リタイアしたばかり.にもかかわらず,もう最期についてご家族と話している.YOさん,素敵です.見習わなくては.


ニュースレター35号(2020年4月末発行)のインタビュー全文です.Y.O.さん,ありがとうございました。 1.去年いつ頃リタイアしましたか?

3月末でリタイアさせてもらって、7月くらいまで事務所をたたむお手伝いしていました。

2.どのような毎日を送っていますか?

毎週水曜日は体操教室、木曜日は高齢者関係の仕事でパソコンのお手伝い、平日は家事と孫の世話をしている。パソコンの仕事は、行く度に指示される仕事をしている。全体ではなく一部なので気が楽。パソコンは、エクセル・ワード・アクセスが使える。アクセスは自分で勉強したが、バージョンアップされて分からないところも出てきた。

最近は、記憶力が落ちてきて、「パスワードなんだっけ」ってなる。小学校の友人が、「忘れな帳」を作っていると聞いて真似をしている。

3.友達やご近所の方とどのような交流を続けていますか?

友達とは、SNSやメールで「遊ぼう」って話になるとすぐ乗ります。地域の人とは仕事を辞めるまでは、あいさつ程度の関係。数年前から区の介護予防体操に月2回参加し、1年ほど前に地域の人たちと立ち上げた体操のグループも月2回の実施なので、月4回体操していることに。



2年目に入って、参加者も30人ぐらいになった。会場は地域包括支援エンターの支援で、近くの高齢者住宅の食堂が使えるように。入居者も何人か参加されている。今回の新型コロナウイルスの影響で今は使えなくなっている。コロナの収束状況で今後どうなるのか分かりませんが、その辺のことも役員で話し合わないが必要です。ご高齢の参加者もいらしたので、フレイルが進まないか心配している。


また4年くらい前から月1回地域の人の見守り訪問をしている。玄関先での安否確認と体調などの変化を見ることが主です。地域包括からは「15分くらいで」と言われているが、話し好きの人だと玄関先で1時間くらい話すこともある。それぞれ様々な問題を抱えておられるので、「聞くことでお役に立てるなら」と思いながら訪問している。

4.将来の生活や住まいについてどのようにお考えですか?

私の家はバリアフリーだし、最期までここにいたいと思っている。旦那さんは、海外にいていつ帰国するか分からない。どうするつもりなのでしょうね。


以前、デイサービスを見学した時に機嫌が悪い方がいて、スタッフに理由を聞いた。家族が「そろそろ危なくなってきているから、どこかに入れたほうがいい」と判断し、親族もいない遠い施設を勝手に決めてきたらしいとのこと。そういうことにならないように、家族には自分が望む最期のことを伝えておかないといけないと思っている。



「自分のお金だから自分で全部使ってしまいたい」っていう人もいれば、「親のお金はに全部自分で使ってほしいので、良い施設を教えてください」っていう家族もいる。親子の関係は、それまでの関係の積み重ねなので、最期までいい関係でいられるように努力していきたい。

5.高齢者のシェアハウスについて、どのように思いますか?

高齢者のシェアハウスが実際にどういうものかがよく分かりません。私の中では高齢者の住まいならイメージがつくが、湘南の方のシェアハウス (こう書くとわかる人が読めばどこのことかわかるので)のグループリビングから退去した人から退去理由を聞くと、入居者の中にリーダーシップを取りたがる人がいて、色々指図されるのが嫌で出たと。私もそうですけど高齢者になると自分の意見が絶対正しいと思ってしまう。一方向だけではなく、さまざまな意見や情報を取りながら自分の考えを作っていかないとと思います。

だから、シェアハウスの場合も、それぞれの入居者の意見を聞き、上手に回していく人が必要ではないでしょうか。シェアハウスの暮らし方を、若い人はついて分かっているかもしれないけど、高齢者が分かるでしょうか。

今たくさんできている高齢者の住宅はおかしいと思っています。高齢者だけを1つの建物に集めて、社会と切り離してしまって。普通の社会って、高齢者がいて、子どもがいて、働いている人がいて、それぞれが混ざりあって暮らしているのが普通でしょ。だから高齢者だけ隔離しないでと思います。

シェアハウスの場合、高齢者だけでなく若い人もいるので、うまくいくといいですね。

枠にはまった運営ではなく、修正しながら運営していくのがいいかもしれないですね。それに人が集まるようないろんな仕掛けをするといいですね。広いお庭で、子供から高齢者までが参加できるカフェをするとか。

閲覧数:30回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page