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アスリートを支える力

北京オリンピックで選手が躍動しています。オリンピックでは競技そのものの解説や使用する道具や競技にまつわる話が楽しみです。


競技の一つフィギュアスケートは芸術性が求められる競技ですが、美しい華麗な滑りを行うには、筋力体力精神力が求められます。道具は「スケート靴」ひとつ。宇野昌磨選手のスケート靴のメインテナンス担当者のお話です。



スケート靴は靴の下に金属のブレード(刃)を固定して使用しますがジャンプなどの激しい運動で、靴事態もボロボロになるし、ブレードも氷との激しい接触で、傷んで折れることもあるそうです。宇野選手は平昌オリンピック以後、スケート靴を国内メーカーに変更。新たに選んだ国内メーカーでは、ブレードを一枚の金属を磨き上げることで継ぎ目をなくし、強度をあげたそうです。


以前は1~2ヶ月で新しい靴に交換していたのに、国内メーカーのブレード使用後1年以上同じ靴を履くことができるそうす。


靴を交換すれば、足になじむまで時間を要する。靴がしっくりこなければ、ジャンプの感覚も変わってしまう。同じ靴を長く使用できることで、練習時間のロスを減らすことができるようになった。靴のブレードは選手の好みに合わせ、刃を研いでエッジを調整します。高速回転する砥石にブレードをあてて刃を研ぎあげるのは、職人の感覚頼り。エッジの加減が、しっかり踏きり高いジャンプができるかどうかを左右する。アスリート達がその能力をすべて発揮するには、使用する道具のメインテナンスの完成度が左右します。


いろいろなスポーツにおいて、職人さんの技が選手を支えています。その職員さんたちも競技会場で待機することもあるそうです。宇野選手のブレード担当者は「連絡がないということは、調子が良いということなんですよ」と笑ってました。


宇野選手銀メダルおめでとう!支える人達のためにも、全ての選手が持てる力全て発揮できますように。

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