表題は,作業科学(三輪書店,1999)に集録されているスティーブンホーキング博士の寄稿の題名です.
スティーブンホーキングStphen William Hawking博士が亡くなりました.彼が何を作業科学に残したのか読みたくなり,再読しました.
この本には世界的な学識の研究者が何人も寄稿していて,最初読んだとき驚いた.編集者であるゼムケ先生とクラーク先生の並々ならぬ作業科学への情熱,そしてそれに賛同する人たちの熱情を感じた.
博士は,「私は障害者の科学者ではなく,たまたま障害のある科学者と見なされたい.私はこの方法で成功を収めたいと考えている」と書かれている.
私たちは健康状態と社会的状態をまじりあわせ,自分を認識すると言われている.博士は最後まで知的探求をして,科学者としての自分を満喫したのかな?
博士自身がどう感じていたのかを考えると,私がどう考えていたのか,どう見ていたのかが大切なんだと気づかされた.