AI語り部

020年の8月はオリンピックが一大行事となりました。


開催期間中の8月6日には広島の原爆記念日を迎え、閉会式の翌日、長崎の原爆記念日を迎えました。


平和の祭典であるオリンピックで、オリンピアンたちに原爆が投下された事実を知ってもらい黙とうをささげてほしいと、広島市はIOCに要請したそうですが願いはかないませんでした。



戦争を、原爆を体験した人々は高齢化しており、語り部をしてくださる方たちが減っています。被爆生存者の平均年齢は83歳を超えています。彼らは次の世代の人たちに核兵器の悲惨さを止めるために歴史を語り継ぎたいと願っています。高齢にもかかわらず精力的に戦争を知らない世代に、国外の方に原爆投下された惨状を語ることを続けています。


新たに「AI語り部」が開発されています。「AIの被爆者」がご本人に代わってお話されます。話を聞いている人と対話ができます。質問に対して、も答えてくれます。沢山の話題について撮影したデータの中から質問に対する答えを選択して語ってくれるそうです。AI語り部はまだ実験段階であり、被爆者の話の撮影を増やして質問に答えるデータを増やしていきたいところですが、コロナ禍で撮影が思うように進んでないそうです。私は広島の原爆記念館を訪れたこともありますし、関連書籍やテレビ番組に関心を寄せていますが、AI 語り部の話の中には初めて聞く話もありました。多くの人に知ってもらうために是非AI 語り部に活躍してほしいと思います。日本は世界で唯一の被爆国です。その事実は知っていても、どのような現実があったのか、被爆者たちがどのような経験をしたのかを、知らない日本人も沢山います。日本人として共有しておかなければならない事実だと思います。


今広島には花が咲き、木々が茂っています。アメリカが予測したよりも早く、原爆投下後の焦土に草木が芽吹いたそうです。市内の原爆遺構を目にしなければ、この地が76年前焦土と化したことは想像できないかもしれません。被爆者に代わってAI語り部が活躍してくれることを願います。



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