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執筆者の写真煌めく返り花

リタイア後,地域活動を多忙にこなすコウメイさんが考える高齢期の住まい


Q:現在、どのような生活を送ってらっしゃるんですか?


コウメイさん,煌めく返り花インタビュー

 「杉並さわやかウォーキング」という特定非営利活動(NPO)法人のメンバーとして週に1、2回活動しています。

 具体的には、資料を作ったり、歩くコースの地図を作ったり、役割分担を考えたり、そして活動許可を得るために警察に連絡をするなどの活動の準備などをしています。イベントの1週間前には実際に歩くルートの道路状況の調査をし、危険個所を洗い出します。それでも、怪我をする人がいます。

 この活動を始めて3年目です、会は10年たっており,当時60代だった人が80代になり、元気に歩ける人もいれば、介助が必要な人もいます。そのため、速い班、普通班、のんびり班に分けています。また、距離も3㎞、5㎞に設定しています。この活動は、1地区月3回×3地区で開催しています。

 イベントの準備をして、終わったら報告、インシデント・アクシデントがあれば報告し、また次の準備をするというように忙しく仕事のようです。また、その活動のために毎年救命救急の研修も受けています。

 その他にも、「杉並さわやかウォーキング」のPRのために地域防災コーディネーター育成講座(杉並の地域大学の講座)も持つことになりました。コーディネーター育成機構は週に1、2回あります。講座は、毎週水曜日、全10回担当しています。

 今では昔みたいに、長時間仕事に集中することが面倒になってきたので、短時間でできることをやっています。


Q:どのような人と交流していますか?

 5月の連休に、スキーのボランティアの方々と石垣島にダイビングに行きました。他には、職場の同期の人と、裁判の傍聴に行きます。杉並さわやかウォーキングのグループの人、裁判傍聴グループの人、一般社団グループの人、プライベートのお友達という4つのグループの人たちとの交流があります。

 その反面、自分の近所の人との交流は少ないです。一応町内会がありますが、マンションのため隣の人と交流がありません。回覧板もないため、隣人との接点がないですね。

Q:将来の住まいについてどうお考えですか?

 年を取ったら住むために、昔、那須に別荘を買いました。でも、病院が遠い、店が遠い、車がないと動けない、だから、売り飛ばしちゃいました。


 40、50代の若い頃はよかったです。車も運転でき、ジープに乗っていたので雪が降っても大丈夫でしたし、スキーもやっていました。別荘は、石垣島とか南の方がいいと思いました。建物があれば、みんなが集まれるなという思いがありました。

 そして最近スキーのボランティアの友人に、「コウメイさんの方が先に退職するのだから、基盤を作っておいて」と言われたり、別の友人には「新潟に来たら」と言われたりします。でも、雪が降るし、あの辺は車がないときついですね。

 やっぱり東京に拠点を残しておこうと考えています。病院も近いし便利です。また、人がいない所の方が良いなと考えていた時期もありました。30代など小さい子がいるとみなさん田舎に移住したがりますよね。

 小笠原に住んでいた時もありますが、女性比率が高く、みんな若いです。八丈や大島は、病院もあり、介護施設もあるので、年をとっても生きていけますが、小笠原は年取って身動き取れなくなると住むことはできません。飛行場がないため、具合が悪くなったら自衛隊機で飛ばされます。

 生活する上で大切なことって、40代50代60代、少しずつ変化しますね。今、住まいについて考えていて思うことは、やはり歩けなくなったらどうするか。シュミレーションしているのですが、80歳まで歩けて、それ以降はぷつんと逝ければいいのですが、逝かない場合どうすればよいか難しいです。

Q:高齢者の入居できるシェアハウスを企画をしていますが、どう思いますか

 最終的に、自分がどこでどのように過ごすかについては、よくわからないです。もしかしたら、施設に入れないかもしれないですし。また自分の家で医療介護が必要になると少しきついですね。だから、健康でいて、ストーンって逝くのがちょうどいいと思います。


 また、シェアハウスをどのように進めていくのか、西野さんがどこまでできるのか心配です。

シェアハウスと聞くと、僕は大家さんという感じです。ただし、高齢者が入居するとなると少し話しが違ってくると思います。最終的にその人が、認知症になり、法律的な能力行為者じゃなくなる場合、どうするのかなって思います。後見人は認知症になる前に作らないと,って話ですね。

 そのシェアハウスに入居される方々は、家賃保証のための保証人以上に後見人のほうが必要になるような年代だと思います。

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