平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査(概要版)(内閣府,平成30年実施)を読んでいると、こんなデータを見つけました。
全国の60歳以上の人の中から3000人に調査し、回答した方は1980人。
興味深いデータはたくさんありますが、今日はこちらをご紹介します。
Q20 あなたは、もし、身体が虚弱化してきたら、住宅をどのようにしたいと思いますか。あてはまるものをすべてあげてください。(○はいくつでも)
1 現在の住居に、とくに改修などはせずそのまま住み続けたい
2 現在の住宅を改修し住みやすくする
3 サービス付き高齢者向け住宅に入居する
4 介護を受けられる特別養護老人ホームなどの施設に入居する
5 介護を受けられる有料老人ホームなどの施設に入居する
6 子や親族などの家に移って世話をしてもらう
7 その他
8 わからない
あなたはどれを選択しますか? 私は7のその他です。賃貸に住んでいるので、このまま住めるはずはありません。いつか契約更新をしてもらえなくなるかもしれませんし、そもそも家自体が老朽化するでしょう.
あら,私は虚弱化したらどこに住むつもりなんでしょう。改めて、考えが浅いことに気づきます。まったく。
回答はこんなふうに...
体が虚弱化したときに住みたい住宅は、
「現在の住居に、とくに改修などはせずそのまま住み続けたい」(28.7%)
「現在の住宅を改修し住みやすくする」(27.4%)
次いで「特別養護老人ホームなどの施設」(18.5%)
「サービス付き高齢者向け住宅」(14.3%)
「有料老人ホームなどの施設に入居する」(12.2%)
「子や親族などの家に移って世話をしてもらう」(7.9%)
「わからない」は12.9%
日本は持ち家率が現在高いのです。持ち家を利用して生活していこうと考えるようですね。 さて,改修せずにそのまま住みつ続けられるでしょうか。 改修して住みやすくできる資金はあるでしょうか。 また,施設への入居を考える方が多いようですが,施設に入居したいときに,入居できる施設はあるだろうか。これから高齢者の人数が多くなり,人口が減少する状況でどうでしょう。
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