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執筆者の写真煌めく返り花

第10回 若いうちから老い支度勉強会 報告

2020年度 第10回 若いうちから老い支度 きらめく返り花勉強会

「ご存知ですか?家族信託という方法」を開催致しました。



今回は司法書士の村山澄江先生をお招きし、Z O O Mにてオンライン開催致しました。村山先生、貴重な講義ありがとうございました。今回の参加者は10名と多くの方が参加されています。家族信託という言葉に聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。私も名前は聞いたことがありましたが、詳しい内容は知りませんでした。


勉強会の内容は基本的な家族信託についての捉え方や、事例を交えながら具体的な話をお聞かせいただきました。内容はとてもわかりやすく、講義後はたくさんの質問が飛び交う勉強会となりました。


家族信託とは諸々の原因により判断能力が低下した際に財産を守るための方法の一つになります。昨今の高齢化社会においては、家族と遠方で離れて暮らしている方や、認知症や脳梗塞等によって一人で暮らすことが難しくなる場合があります。そういったアクシデントが生じると、引っ越したくても家が売れない、お金が引き出せない、、、そうなる前に、自分の財産を代わりに家族に管理してもらえるよう信託(信じて託す)する、という制度です。自分の財産を家族に管理してもらい、自分が望む生活を継続できるようにする、と教えていただきました。


それって成年後見人制度じゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。成年後見人制度は7割近くが専門家が選ばれ、家族が選ばれにくいということや、専門家が選ばれた場合毎月コストが発生し、ランニングコストが高いといったデメリットがあります。それらを回避するために家族信託を選ぶという方法があると教えていただきました。


成年後見人制度も家族信託もどちらもメリット、デメリットがあると思います。大事なことはこれらの制度を前もって知っておき、万が一自分の身に何か起こった時に対応できるようにしておくということだと感じました。そのためには老後、自分が望む生活や財産の使い道などを若いうちからよく話し合っておくことが大切なのだと思います。                                 

(こういち)


次回は2月21日 14時より

第11回「思い通りの老後を生きるには」です。1年を振り返り、老後を思い通りに生きるために何が必要か、参加者みんなで考えていきます。

ご参加お待ちしています。        

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