過去の災害が起こった日が廻ってきて慰霊行事の知らせを聞く中、また新しい災害が起こってしまいました。これを機に、自分の身辺の災害の危険性を確認しましょう。とたびたび報道されています。スマホからも現在地の洪水の危険度を確認する方法をご存じですか?
「キキクル」と検索すると、気象庁の“キキクル”という危険度分布をみる画面が出てきます。日本全国の土砂災害・浸水害・洪水害などを地図上の色分けで危険度を確認できます。また、各自治体もハザードマップをホームページに掲載したりしています。気象庁のキキクルよりも詳細に表示されます。我が家は高台にあるので浸水被害など水害の心配はないと思っていました。ところが区のハザードマップを見ると、すぐ近くに狭い区画なのですが浸水危険の色がついているのです。「こんな高台で水害?なんで?」と思いましたが、色づいている場所は道路がカーブしているので傾斜しており、付近に比べると低く窪地になっているのです。確かにバケツをひっくり返したような雨の時は大きな水溜りができていました。
「経験したことのない大雨」の場合は、高台でもどれだけ深い水溜りになるかわかりません。道路より住居の低いお宅では浸水する危険があることに気が付きました。高台だから浸水は心配ない!とは思いこみでした。「過去にない」「経験したことのない」大雨や台風に遭遇することの多い近年。
気象状況は大きく変化しています。また、山間部だけでなく都市部も再開発で地形を人工的に変えている場所はたくさんあります。自然の驚異を受け止める力を低下させていることもあるかもしれません。被災された方の「何十年も住んでいて、こんなことなかった」と言う言葉を何度も耳にします。
今までの経験に頼るだけでなく、新しい情報で安全確保してください。キキクルぜひ一度見てみてください。
↓ 気象庁 キキクル(危険度分布)
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