エンディングノートを書いていると聞くと、立派だなと思います。誰だっていつ死ぬかいつまで元気でいられるかわからないのだから、若く?たって書かなくちゃと思いながら時間が過ぎていきます。そもそも、エンディングノートをみんな書いているのか?と疑問がふつふつ。調べました。
「終活と遺贈に関する意識調査2016」。これは国境なき医師団日本が調査しており、最新の2016年版を参考にしました。この調査は、15歳から69歳の男女1000名に終活の意識としてエンディングノートについて問うています。
エンディングノートの調査結果をまとめると以下です。①全体では、「準備は大切、準備が必要と思う(済ませたを含む)」28.6% ②「準備は大切、自分には必要がないと思う」60.9% ③作成の必要を考える人は50歳代で増加傾向 ④書いておきたいことは「延命治療」「大切な人へのメッセージ」「資産」 ⑤パートナーにエンディングノートを書いてもらいたいと願うのは、男性42.6%に対し、女性53.8%で高い傾向にある。因みに、「おひとりさまの終活で大事だと思うこと 1位「身の回りの整理」 2位「後見人の指定」とあります。
エンディングノートの現状を調べたものには、ライフメディアリサーチバンクによる調査があるのですが、元URLは見つからなくなっています。参考までに以下ご参考に。①60歳以上全国だの3494人を調査 ②エンディングノートを知っている・聞いたことがある 84.6% ③エンディングノートを書いている 6.0% ④エンディングノートを書いてみたい 42・5%。
両方の調査共に、エンディングノートに書くことのハードルの高さがあるようです。
研究者は、エンディングノートを書く必要があると思っても書くに至らないのは、死に向けた終末を考え書くことが難しいのかもしれないと言っています。
エンディングノートへの記載内容は主に、自分が死去したのちのためにあるようです。住所、本籍自分の好きなもの、趣味、個人情報、携帯電話などの契約、ペット、医療介護の希望、延命治療臓器提供、葬儀納骨、遺言の有無、家族へのメッセージなどがあげられ、販売しているノート、パソコンからダウンロードして記載するなど種々あります。
遺言書まで書かないまでも、まずは意思表示のために記録する、話すことの必要性を感じました。そして、改めて書いている人たちってすごい!
国境なき医師団日本の調査は以下のURLより。(西野)https://www.msf.or.jp/legacy_survey2016/pdf/survey2016.pdf(2020.05.30調べ)
コメント